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「感情」から書く脚本術/創作語録ピックアップ

脚本術・シナリオ入門語録 ピックアップ

シナリオの参考書・入門書などに書かれている脚本術に関することや印象に残った言葉を出典と共にピックアップしています。出典元はプルダウンメニューから選択してください。


「感情」から書く脚本術
プロットじゃない、構成じゃない、キャラクター造型でもない。最後までのめりこませる物語を書くのに一番大事なのは「感情」なんだ。

出典:「感情」から書く脚本術

映画の脚本を読むときに読者が感じる感情には3種類ある。つまらない、面白い、そして「ウオオッ!」だ。脚本家の仕事はこの「ウオオッ!」という反応を、可能な限り多くのページで発生させることだ。巧みに話を語りたければ、重要なことは読者を感情的に巻き込むことだけだ。

出典:「感情」から書く脚本術

水準以下の初稿を送りつけるのはやめよう。そんな脚本を手にどんなに待っていても、あなたが腕を磨くために小切手を切ってくれる人は現れない。あなたが全ページで感情のツボを突けるまで書き直し終わるのを待ってくれるプロデューサーは現れない。

出典:「感情」から書く脚本術

ハリウッドでは何を売っているのか。それは人間の感情だ。感情的体験を映画やテレビという形で綺麗に包装して販売し、年商1兆円を稼ぎ出しているのがハリウッドの正体だ。映画もテレビも「感情マシン」なのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

脚本の技巧とは、ページ上で何をどう書くと、どういう結果がついてくるか理解しているということだ。言葉を操って読者の心に特定の感情やイメージを浮かび上がらせ、注意をそらすことなく、心を動かす体験を与えて満足させてやるという技術なのだ。

脚本の名手はこの技巧を使い、まるで手品師の手の動きのように巧みに言葉を操って観客の心に意図した感情を起こさせてしまう。物語の登場人物を全て完璧に把握しており、どのタイミングで何を感じ、何を望み、何を恐れるか、自分のことのように知っている。名手は偶然に頼らない。

出典:「感情」から書く脚本術

キャラクターの感情と読者の感情。この2つはきちんと区別して理解しておいた方が良い。理解していない脚本家は、登場人物を泣かせれば観客の憐憫を煽れるだろうと思ってしまいがちだが、それだけでは足りないのだ。心が震える理由がなければ観客は白けて飽きてしまう。

あなたが書いた登場人物が泣くかどうかは、あまり重要ではない。重要なのは脚本を読んだ人が泣くかどうかなのだ。ゴードン・リッシュ曰く、「大事なのは、読んでいるそのページで何が起きているかじゃない。読んだ人の心の中で何が起きたか。それが肝なんだ」。

原稿上の言葉で読む人の感情を掻き立てる。脚本を書くにあたってこれ以上大事なことはない。まず何より、あなたの脚本を読んでくれる人があなたの観客なのだという事実を受け入れよう。そして、読んでくれる人の心を動かさなければならないということも。

出典:「感情」から書く脚本術

成功を収めている脚本家は、誰かと対話しているということを強く意識しながら書く。脳内読者が常に自分が書いた言葉に反応しているのだ。脳内読者が感情的な反応を示してくれれば、どのような反応が期待できるか直感的に測れる。書くという行為は決して一方通行ではない。

腕の良い脚本家は、このやり取りを通して何が読者の劇的な反応を引き起こすか理解していく。理解したものを応用して、読者が釘づけになるような仕掛けを脚本の全体に施していく。つまり、読者に対して最上級のリスペクトを持っているのが最高の脚本家と言って間違いない。

出典:「感情」から書く脚本術

下読みが脚本を見送る最大の理由は、読んでいる途中で脚本の魔法が解けてしまったからだ。文字を読んでいることすら忘れてしまうほど物語にのめり込んで没頭して読む体験。時間も忘れて物語の世界に吸い込まれてしまう状態。それが失われた瞬間、下読みは脚本を見送る。

脚本家として大成したいなら、今より先を目指すのだ。初心者は書式やら形式にとらわれて大事なことを忘れてしまう。脚本は映画の設計図かもしれないが、どうせなら読んで楽しい設計図がいいに決まっている。思わずページを捲りたくなるように書くに越したことはない。

脚本家である以上、劇的に読者の心に触れるテクニックを常に探して、見つけたらそれを適用しなければならない。それ以上に重要なことなど、この世に存在しない。

出典:「感情」から書く脚本術

アイデアを面白くするために必要な要素は、実は2つしかない。最高のアイデアということならそう簡単ではないが、プロデューサーに真面目に読んでもらう程度に面白いアイデアなら、次の2つが不可欠だ。目新しくて見覚えがあり、しかも必ず対立を予感させるアイデアであること。

『ユージュアル・サスペクツ』の脚本が業界内を回っていたとき、誰もが「これはただの群像犯罪物ではない」と気づいた。驚くほど新鮮で、しかも安心できる既視感を伴っていた。さらに、あの鮮やかなどんでん返しのオチを見落とすスタジオの重役がいるはずもなかった。

物語に書かれる対立の内容は理解しやすいほど良い。誰が誰と何を巡って争うのか。読者の気を引く理由は何か。負けると何を失うのか。見送られる脚本のほとんどは、この対立が面白くない。読者はその対立がどのような結果に終わるのか知りたくて読み進めるのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

小説家のスタンリー・エルキンは「私の場合、ロープの端にぎりぎりしがみついている人の話しか書かない」と言っている。もしあなたがまだアイデアを練っている途中なら、登場人物の仕事や行動の中で、起こり得る最悪の出来事が何か考えてみよう。

出典:「感情」から書く脚本術

対照的な登場人物という仕掛けは、2人組が活躍する作品でよく使われる。正反対の登場人物を2人創作し、無理矢理一緒に仕事をさせる、同居させる、旅行させる、場合によっては結果的に恋にすら落ちる。対照的な2人は何かと火花を散らすので心を掴みやすい。

出典:「感情」から書く脚本術

アイデアの独創性は、つかみ、仕掛け、捻りと言い換えることもできる。これがコンセプトが持つ訴求力の核なのだ。独創的なら訴求力も強い。私たちの遺伝子には、新しい情報を欲しがるような性質が刻み込まれているに違いない。目新しいコンセプトはその欲求を満たしてくれる。

物語のきっかけになる事件、つまり、その事件によって主な対立が明らかになり、主人公は問題を解決するしか選択肢がなく、後戻りできなくなるポイント。ここにつかみがあることも多い。きっかけになる事件は全ての問題の根源なのだ。どんな物語もこれがなくては始まらない。

出典:「感情」から書く脚本術

FBIの訓練生が単独で連続殺人鬼を追い詰める話を思いついたとする。特に目新しい要素はないが、収監された殺人鬼をもう1人加えて、訓練生の指導者として犯人逮捕を助けさせたら? 『羊たちの沈黙』のできあがりだ。アイデアをもう1つ足すことで新たな発想が生まれる。

出典:「感情」から書く脚本術

すでに公開済みの映画を選び出し、ジャンルや主人公の性別・年齢、環境や時代背景などを変えて考えてみる。性的指向や物語の視点を主役から脇役に変えてしまうこともできる。物語のある要素を変えてしまえば、コンセプトそのものが変わってくる。想像力を駆使して試してみよう。

出典:「感情」から書く脚本術

物語の中に複雑な板挟み状態または解決不可能なジレンマがあったら、それは売りの1つになる。板挟みにあった登場人物が、同じくらい重要な選択を強いられたことで生じる葛藤。ハリウッドではこのような究極の選択を同名の映画にちなんで「ソフィーの選択」と呼んでいる。

出典:「感情」から書く脚本術

読めば興奮するような話を創造する最適な方法は、自分を興奮させることについて書くことだ。自分の本能に逆らってはいけない。自分がよく知っていることを書けというのが一般的な助言だが、私に言わせれば「自分の感情を刺激するもの、惹きつけるものを書け」だ。

出典:「感情」から書く脚本術

感情はジャンルを、年齢を、貧富の差を、政治的な境界を超えていく。ウィリアム・フォークナーも「何かを書くなら、人間性について書けばいい。この世でただひとつ、決して古びないものだから」と言っている。

出典:「感情」から書く脚本術

初心者は無視しがちだが、魅力的なタイトルをつけることであなたが書いた物語が相手の心に訴える力はより強くなる。脚本を読む前にまず目に入るのがタイトルなのだから、タイトルは読者の先入観を決定する。独創的なタイトルなら読者の好奇心を煽り、物語の中に誘い込める。

出典:「感情」から書く脚本術

何かを興味深くする方法の1つとして、究極にしてみるというのがある。最高、最大、最多、最悪、完璧。例えば、究極の鮫『ジョーズ』、究極の超人『スーパーマン』、最凶の夫『愛がこわれるとき』など。状況を極端に拡大してみることで興味深いアイデアが生まれる。

出典:「感情」から書く脚本術

これから書く物語がどのジャンルに該当するかを選ぶのは、おそらく脚本を書き始めるにあたって最も重要な決断だろう。なぜ重要なのかというと、どのジャンルにも観客にとって認識しやすい感情が前もって梱包済みだからだ。

ジャンルというのは読者に確約されたある感情的反応を意味するものなので、その反応をどう起こすかは脚本家の腕にかかっている。だからこそ、どのジャンルにどのような感情的反応が期待されるのかを知っておく必要がある。そのジャンルの最高傑作と最低の1本を観て研究しよう。

出典:「感情」から書く脚本術

テーマによって脚本は普遍性を持つ。そして感情的に重要なものになる。優れた脚本と凡庸な脚本の差は、テーマの深さに現れることが多い。テーマがなくても娯楽性の高い脚本は書けるが、表面的な楽しさをなぞるだけで、作品を観終わった観客の心に何も残らない。

自分の書いた物語が読む価値のあるものかどうか自問するとき、登場人物を通じて何を伝えたいか悩んだとき、それはテーマについて考えるときだ。改稿を重ねるにつれてテーマが浮かび上がるという考え方もあるが、書き始める前にテーマを知っていれば時間の大きな節約になる。

ある脚本家が「テーマというのは憤る感情から始まる」と教えてくれた。ならば自分に尋ねてみよう。あなたは何について不公平だと憤っているのか。体の芯まで腹立たしく感じるのは何か。その憤りに火を点けるものが力強いテーマとしてあなたが書く物語の背景になる可能性は高い。

出典:「感情」から書く脚本術

ドラマの脚本において説教は嫌われる。なぜならテーマを教えようとしてお仕着せがましいからだ。言葉で教えるのではなく登場人物の行動を通してテーマを見せ、心でテーマを感じてもらうのだ。登場人物に「俺のメッセージを聞け!」などと叫ばせてはいけない。語るな、見せろ。

テーマは物語の背後で反響するべきで、最初から最後まで見えてはいけない。その最高の方法は、感情を通してテーマを伝えることだ。人は説教されても効率よく学ばない。感情的に巻き込まれたときに学ぶのだ。巧い映画は、観る者を感動させながら人生について教えてくれる。

出典:「感情」から書く脚本術

アリストテレスは、すべての芸術には2つの目的があると説いた。喜ばせることと、教えることだ。脚本家は、物語で喜ばせ、テーマで教えるのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

テーマを上手に物語に滑り込ませる技として、主人公がたどる道のりにポジティブなものを浮き彫りにさせ、他方、敵役にはその暗い側面を背負わせるという手がある。つまり、肯定的なことは主人公を介して伝え、否定的なことは敵役を介して伝えるのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

素人がやってしまいがちなのは、伝えたいメッセージのことを考え過ぎるあまり、一方的で偏ったものにしてしまい、結果として説教にしてしまうということだ。この欠陥を直すには、真実を伝えるのと同じくらいの熱量で、その真実の反対を提示することだ。

出典:「感情」から書く脚本術

《キャラクター造型に必要な5つの質問》
①この物語の主役は誰か【タイプ、特徴、価値観、欠点】
②何を求めているのか【欲求と目標】
③なぜ求めているのか【動機と必要性】
④失敗したらどうなるか【代償の大きさ】
⑤どのように変わるか【内面的変化の軌跡】

出典:「感情」から書く脚本術

主人公が誰か決まったら、そのキャラクターが次のどの型に当てはまるか考えてみる。「英雄」「普通の人」「負け犬」「罪深き者」の4つ。どの型も、それぞれ自動的に共感の感情を掻き立てるので、注意して選ぶこと。

「英雄」型の主人公は、読者に対して優位に立ち、読者に尊敬の念を抱かせる。完璧な人間ではないかもしれないが、自分の能力に自信があり、迷わず行動を起こす。相反する感情に悩んだり、自分を疑ったりもしない。読者が憧れる対象。

「普通の人」型の主人公は、読者と対等の関係を持つ。読者はこの型の主役に自分を映し見るので、共感が発生する。主役の欲求に共感し、主役が必要としているものも理解できる。主人公を普通の人にするときは、必ずどこかユニークで、複雑さを伴った人格にすること。

「負け犬」型の主人公は、読者に対して下位に立つ。ヒーローらしからぬヒーローであり、運が悪い。敵対する勢力に対して勝ち目がないので、読者が守ってあげたくなるような存在。この型の主人公は、読者に次の3つの感情を巻き起こすので心を掴みやすい。同情、称賛、緊迫感だ。

「罪深き者」型の主人公は、アンチヒーローで読者とは正反対のタイプ。人間性の暗い側面を代表するような人物。行ってはいけない道を選び、悪いことでも平気でやり、道徳に反発する勇気などが魅力的に映る。読者に好かれるようにするには何か尊敬に値する特徴を与えると良い。

出典:「感情」から書く脚本術

人の心には感情的、心理的、知的な層があって立体的だ。主人公である以上、いろいろな特徴を持っていることが多い。できれば、陰、陽、中間と取り混ぜた特徴があるのが望ましい。善だけ、または悪だけというキャラクターでは現実味がないし、つまらない。

出典:「感情」から書く脚本術

素人の脚本によく見られる問題は、登場人物の話し方が全員同じに聞こえ、全員同じことをするように見えることだ。その人なりの物の見方、信条、態度、そして価値観をそれぞれの人物に与え、それをその人物の言動を通して見せるのだ。個性を確立してやることが解決の道となる。

出典:「感情」から書く脚本術

完璧なキャラクターでは信憑性がないし、感情移入できない。観客は欠点のあるキャラクターを見て、一体どうやって問題に打ち勝つのだろうと心配する。そこに緊張感が生まれ、心に訴える力も強くなる。欠点を乗り越えようと格闘する姿から感情的に突き動かされる瞬間が生まれる。

出典:「感情」から書く脚本術

「それが欲しい」という気持ちが、脚本を引っ張っていく。欲求こそが物語の背骨。手に入れたい気持ちを阻むすべてのものが対立や確執を生み、感情を湧き上がらせる。どんな物語も必ず何かを手に入れたいと思っている人について書かれている。目標がなければ物語は成立しない。

そのキャラクターにとって大事なら、目標は何でも構わない。対立を解決すること。決断すること。挑戦を受け入れること。謎を解くこと。障害を克服することなど。ただし、映画というのは視覚的なメディアなので、目標は手にとれるようなもの、抽象的ではなく具体的なものが良い。

出典:「感情」から書く脚本術

あらゆる行動の理由として、動機がある。キャラクターがなぜそのような行動をとるのか腑に落ちたとき、あなたの脚本は読む人に深い満足を与える。それが物語の途中でも最後でも、同じことだ。

脚本家になりたければ、普段から人間行動を鋭く観察する眼を養うことが重要だ。動機と必要性ということを手っ取り早く理解したい人は、マズローの欲求段階説をおさらいすると良い。

出典:「感情」から書く脚本術

実は、キャラクターが必要とするものが目標と折り合わなくなった方が、物語は面白くなる。「あれが欲しい」と思う気持ちと「こうせずにはいられない」という気持ちにズレが生じて板ばさみになった方が面白い。

手に入れたいものと必要なものにズレが生じたことで、そのキャラクターは難しい決断を迫られ、結果として内面的成長を経験する。そして、観客や読者の心を掴む瞬間を生み出すのだ。

慣例的には、本当に必要なものを捨てて目標に手を出したら、悲しい結末を迎えることになっている。それが悲劇の構造なのだ。反対に、目標を捨てて本当に必要なものを選んだら、ハッピーエンドだ。

出典:「感情」から書く脚本術

主人公が手に入れたいものとその理由がわかったところで、今度は行動の代償について考える。代償、つまり何を得るのか、または失うのか。失敗したらどうなってしまうのか。成功したら何が変わるのか。ハリウッドではこの代償のことを「死の二択」と呼ぶ。

行動の帰結に何らかの代償がなければ、主人公が問題を解決するかどうかということに脚本の読者が関心を持てない。感情的に巻き込まれることなく、淡々と知的に文章を読むだけになる。払う代償が感情的であるほど読者は主人公の行動の帰結が気になり、目標達成を応援したくなる。

出典:「感情」から書く脚本術

主人公は待っていてはいけない。行動しなければならない。何かに反応するだけの主人公は嫌がられる傾向がある。受け身の主人公では心を揺さぶるドラマは生まれない。好まれるのは行動を起こすキャラクター。何かを待って反応するだけでなく、物事を前に進めるキャラクターだ。

出典:「感情」から書く脚本術

あなたが書く脚本の主人公に何らかの変化を経験させることをお勧めする。主人公が経験する変化は、内面的な欲求を満たすことや、目標達成の邪魔になる自虐的な欠点の克服であることが多い。変化は、身体的でもあり得るし、行動、心理、感情のどの形をとって現れても構わない。

変化はストレスを伴い、対立の種になる。変わるキャラクターがいる脚本は、読む価値がある脚本だと言える。それは、変わらなければならないほど重要な何かが起きる物語だからだ。人として成長するために必要な洞察が得られ、私も変われるかもしれないという希望をもらえるのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

脚本の読者がキャラクターの言動を通してそのキャラクターの感情を体験できるようにするのが脚本家の仕事だ。キャラクターが何らかの選択や決断をするように仕向け、それによってその人物の思考の過程を見せるのだ。何を考えたか文字で説明してはいけない。語るな、見せろ。

出典:「感情」から書く脚本術

《キャラクターの人格や個性を見せる方法》
①人物紹介と名前
②対比(内面との対比、他者との対比、環境との対比)
③主役以外のキャラクター(他者にどう思われているか【噂話】、周囲の人にどう影響するか【人間関係】)
④台詞
⑤行動、反応、決断
⑥身振り、象徴、小道具

出典:「感情」から書く脚本術

複雑で心を掴むようなキャラクターを創造する技巧の1つに、パラドックス、つまり逆説を利用するという手がある。キャラクター自身が抱える矛盾ということだ。ひとりのキャラクターに相克する特徴を与える。1つの体に複数の顔を与えてやるのだ。正反対ならなお結構だ。

出典:「感情」から書く脚本術

創り出すキャラクターは完璧でない方が良い。欠点によって真実味は増し、読者の興味も高まる。実際、欠点は何らかの葛藤を生むので、間違いなくキャラクターの強みよりも面白いのだ。特に恐れの感情はキャラクターを逡巡させ、目標達成を困難にするのでより興味深くできる。

出典:「感情」から書く脚本術

物語の創造者として脚本家は何を明かして何を隠すかを選択する。そうすることで読者にもっと知りたいという強い興味を抱かせる。『カサブランカ』のリックの魅力があれほど巧みに維持されるのは、彼が過去に受けた何らかの災難がパリの思い出の場面まで仄めかされ続けるからだ。

出典:「感情」から書く脚本術

キャラクターが不可思議な行動をとったり、何かの話題を避けるようなことがあれば、読者は理由を知りたいと思い、何を隠しているのかと勘繰る。ある人物が主人公に対して謎の振る舞いをすれば、その人物は読者の知らない何かを知っているはずだから、読者の好奇心は刺激される。

出典:「感情」から書く脚本術

キャラクターを見た読者に「これは自分のことだ」と思わせる技はいろいろある。ありすぎるくらいあるので、ここでは3つに分けて紹介する。

①犠牲者が気になる。可哀想だと思わせる。
■身に覚えのない扱い、不当、不正義、不平
■予期せぬ不幸(悲しい運命、不運)
■身体的・心理的に不利な条件、健康や経済的な問題
■逃れられない過去の深い傷
■弱みを見せる瞬間
■裏切りと欺瞞
■本当のことを言っているのに信じてもらえない
■見捨てられる
■除け者拒絶
■孤独、無関心
■失敗と後悔
■怪我に苦しむ
■危機

②人間味溢れるキャラクターで共感を誘う。
■困っている人を助ける
■子ども好き、または子どもに好かれる
■動物好き、または動物に好かれる
■心境の変化、または許し
■命がけ、または自己犠牲
■大義のために戦う、あるいは死ぬ
■倫理的、道徳的に正しく、誠実で責任感があり、頼れる
■誰かを愛している(家族、友人、隣人)
■みんなに大事にされる
■独りでいるときに人間味を見せる
■優しい振る舞い

③誰もが望むような資質で憧れを持たせる。
■権力、カリスマ、リーダーシップ
■華麗な職業
■勇気(身体的、精神的)
■情熱
■能力、専門性
■魅力的
■賢い、ウィット、頭の回転が速い
■ユーモア、遊び心
■子どものような純真さ、または子どものような熱意
■身体性と運動能力
■粘り強さ(弱みがあっても努力してやり抜く心、根性)
■はずれ者、反逆者、奇人変人

出典:「感情」から書く脚本術

物語というものの本質は「簡単には手に入らない何かを求めるキャラクターがいる」ということになる。この定義に当てはまらない物語は、ドラマチックな物語とは呼べない。

出典:「感情」から書く脚本術

すべての物語は、対立、あがき、解決という3つの要素から成り立っている。ある人に何かが起こる。結果として問題(対立)が発生するので、何らかの行動を起こして問題を解決しようと必死に奮闘(あがき)する羽目になる。最後にはうまくいくか、失敗して終わる(解決)。

出典:「感情」から書く脚本術

物語を創るのは、コンセプトとテーマと世界観とキャラクター造型だ。その物語をプロットを通してどのように語るか考案する作業が次にくる。プロットは、ただ出来事を並べたものじゃない。感情を順番に並べたのがプロットだ。読者を感情的に満足させるための設計の手段なのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

自分で創ったキャラクターが何を望んでいるか。その邪魔をしているのは何か。そのキャラクターはどう変わるのか。これがわかっていれば、あなたは自分が書く物語の行方を理解しているということだ。

出典:「感情」から書く脚本術

読者の関心を最初から最後まで保つ唯一の方法は、その読者が理屈抜きで感じたいと望んでいる感情を体験させてやることしかない。問題が解決されるのを見たいのは当然だが、何より日常では体験できない凝縮された感情的体験が望まれているのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

対立とは、あるキャラクターの意思(目標、ないと困るもの)が、何らかの妨害(障害)に遭うことだ。目標達成の強い意志を持った2つの対立する勢力が衝突すれば必ず面白くなり緊張感も高まる。この目標と障害という原理があればそれだけでも十分に面白いドラマが生み出される。

対立というのは、怒鳴り合いではない。2人のキャラクターが口論していれば対立だと考えている初心者は多いが、口論や不同意の類は浅い対立だ。主人公が感情的に失うものが大きい場合や目標を妨げる口論なら話は別だが、対立とは、欲求とそれを邪魔する障害のことだ。

出典:「感情」から書く脚本術

物語の中でパワフルな変化が2つある。1つは知識的な変化である『発見』、もう1つは行動的な変化である『決断』だ。物語においてこの2つはプロットの要点になる。どちらの場合でも発見や決断はキャラクターに、そして読者にも感情的反応を引き起こす。

出典:「感情」から書く脚本術

好奇心を持つとは、感情的にもっと知りたいと餓えている状態、つまり頭に浮かんだ問いに答えたい、そして辻褄を合わせたいという知的な欲求を意味する。好奇心が途絶えると物語は失速する。好奇心という感情を引き出す術を心得ている脚本家なら間違いなく客がついてきてくれる。

出典:「感情」から書く脚本術

すべての物語は、ある中心的で劇的な質問について書かれている。そして脚本というものは、その答えを出すために存在する。どうなるんだろうと思わせるプロットが作れるかどうかは、答え欲しさに読者が物語の最後までついてきてくるような問いができるかどうかで決まる。

良質な物語が書き手が仕掛けた質問に導かれて進んでいくものである以上、すべての物語は謎解きだと言える。それは推理物という意味ではなく最後まで答えを知ることができない問いがあるという意味だ。問いがなければ脚本は存在しない。答えがなければ感情的な満足は得られない。

出典:「感情」から書く脚本術

キャラクターが知らない情報を観客だけに知らせることで「観客を優位に立たせる」という手法を劇的アイロニーという。この手法を使えば、幾層もの感情を操って観客の心を掴むことができる。

《劇的アイロニーの例》
『ダイ・ハード』の中で、主人公と敵役が1対1で対峙する場面。敵のハンスが人質のフリをしていることを観客は知っているが、マクレーンは知らない。サスペンスが植えつけられ2人の会話が緊張感を高める。そしてマクレーンがハンスに拳銃を手渡したとき、緊張感は頂点に達する。

また、劇的アイロニーを応用して、観客が知らないことをキャラクターは知っているという状況を作り出すこともできる。この場合は、観客優位ではなく「観客劣位」となり、これも好奇心を刺激する。

出典:「感情」から書く脚本術

主人公を馴染みの環境から引き離す。いわゆる「陸に上がった河童」の状態にする手法は、キャラクターの反応に迷いや疑いという対立を生じさせるためによく使われる。キャラクターの特徴や態度を考案したら、その正反対が何かを考え出し、その環境にキャラクターを置く。

出典:「感情」から書く脚本術

何かが時間内に達成できるかどうか疑う気持ちが時間制限のサスペンスだが、どこに脅威が潜んでいるかわからない気持ちを操作するのが空間的サスペンスだ。『エイリアン』が持っていた緊張感のほとんどは、この技によって生み出された。

出典:「感情」から書く脚本術

緊張は生理的な現象なので、度が過ぎると不快になり得る。ジャンルに関係なく、もし濃密な緊迫感を伴う場面があるのなら、緊張を解く仕掛けを用意した方が良い。笑う、泣く、どんなものでも構わない。

出典:「感情」から書く脚本術

巧みな脚本は驚きに満ちている。驚きはプロットを巧みに組むこと以外にも作り出す方法はある。突然それまで隠されていた主人公の欠点が明かされたり、悪役の予期せぬ人間性が明かされても良い。それが読者の予想を超えた何かで、論理的に破綻していなければ、何でも構わない。

出典:「感情」から書く脚本術

ウィリアム・ゴードンは脚本家たちに「観客が欲しがっているものをあげてください。ただし予期せぬ方法で」と助言している。この場合、脚本家が考えるべきは「主人公は最後に勝つのか」ということではない。それは緊迫感の問題なのだ。「どうやって勝つのか」を考えよう。

出典:「感情」から書く脚本術

主人公がそれを知ったことで物語が前に進む情報(手がかり、秘密、証拠、武器、日記等)は、発見または露呈の手段となる。発見は主人公が自ら見つけ出す「能動的なプロセス」であるのに対して、露呈は他の人や物によって情報がもたらされる「受動的なプロセス」になる。

発見または露呈の手段を物語の最後までとっておけば、一般的に捻ったエンディングで観客にショックを与えたり驚かせたりできるが、それ以上に、それまでの物語の展開を完全に転倒させることができる。『シックス・センス』や『ユージュアル・サスペクツ』が良い見本だ。

出典:「感情」から書く脚本術

偶然を使って問題を解決する、偶然によって主人公を危機から脱出させる。これは「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」として知られるギリシア演劇の手法で、物語全体を貫く問題が難しすぎるとき、神様に解決してもらうことを指す。

「ヤクザの借金を不意に当たった宝くじの賞金で返済する」などがこの手法にあたり、怠慢な脚本家が使う手だ。主人公が楽に苦境を乗り越えられるような手は可能な限り避けるべきで、脚本の読者にとって屈辱的なばかりか、大きな不満を残してしまう。

主人公を怠けさせてはならない。自分の能力によって、または仲間の助けを得て問題を解決させるのだ。勝利は自分の手で勝ち取らせるのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

脚本はトランプで組んだ家だと想像してみて欲しい。それぞれの場面がカードだとする。カードを1枚抜き去って、それでも家が倒れないなら、つまりある場面を取り去っても物語が崩壊しないなら、その場面は要らないということだ。

出典:「感情」から書く脚本術

初心者が書く脚本は、場面を始めるタイミングが早過ぎて、終わるタイミングが遅過ぎるという傾向がある。つまり情報を出し過ぎるのだ。あるキャラクターが車を運転し、駐車して、ビルに入って、エレベーターに乗って事務所に入って就職面接に挑む、という具合だ。

プロの脚本家は「何かの最中」から場面を始める。例えば就職面接の場合なら、キャラクターが答えにくい質問を受けたところから入るのだ。切迫し、どうなるんだろうと思わせる。そして力強い。この場面の力関係を心理的な刺激によって読者に理解させるのだ。

場面はどこで切ればいいのか。早めに切るのも一つの方法だが、一番よく使われるのは、好奇心、期待感、緊迫感、驚きという理屈を超えた感情のツボを突いた瞬間で切るという手だ。そうすると、自動的に次はどうなるか知りたくなり、次の場面に関心が繋がれる。

出典:「感情」から書く脚本術

場面の中で生じた対立を、すぐに解決できるような小さな障害物や混乱によって強調することができる。例えば、カーチェイスの途中で道を塞ぐ車やトラック、交響楽の演奏中に鳴ってしまう携帯。素足に刺さらないように避けなければならないガラスの破片、そう『ダイ・ハード』だ。

出典:「感情」から書く脚本術

脚本家の卵がよく犯す間違いは、キャラクターを登場させたその場面で、特徴のほとんどを長々とばらしてしまうことだ。それではそれ以降の場面が平坦でつまらなくなってしまう。場面ごとに、機会がある度に新しい側面を明かす。その方が効果的な戦略だ。

出典:「感情」から書く脚本術

回想シーンはやめておけと言われる理由は、初心者は不必要かつ面白くもない回想を書いて、物語の現在の部分に張りつめていた緊迫感を殺してしまうからだ。それではバックストーリーを明かすためにくっつけたオマケ程度の意味しか持たない。

回想は、読者が過去の出来事について知らないと物語が進まないという緊急時だけに使うこと。読者が回想で明かされる出来事を知りたくてうずうずしているという状況を仕組んでから、回想に行くのだ。

その情報を現在の場面に織り込むことができない場合に限り、短くてあっと言わせるような回想を使って物語を進める、あるいは主人公を掘り下げる。回想があったらその後の現在の状況は必ず変わっていること。何も変わらないのなら脚本の中で何の役にも立っていないということだ。

出典:「感情」から書く脚本術

マーロン・ブランドがこう言った。「どんな場面にも、使い古された何かが入っている。だから私の場合、それを見つけてなるべく近寄らないようにする」。脚本家も、お定まりの表現を避けるに越したことはない。

初心者は、下読みが何百回も読んだことのあるような場面を書くという失敗を犯す。プロならば、使い古された表現を新しいものに変えてしまう方法を常に探っている。

出典:「感情」から書く脚本術

撮影の指示等を書いて監督の仕事を横取りしないこと。そして、俳優を演出しようとしないこと。脚本家の仕事は物語を語ることで、寄り、つけパン、移動、カット、インサートなどと書いて映画を演出することではない。

出典:「感情」から書く脚本術

「簡単には手に入らない何かを求めるキャラクターがいる」。劇的な場面の本質は、これ以外にない。効果的な台詞を書くためには、このことを忘れてはいけない。何かを手に入れようという目的を持ったキャラクターが取れる手段は、行動か台詞の2つしかない。

台詞に問題の多い素人が書いた脚本を見ると、受動的な台詞が書かれた場面が多すぎる。目的のない台詞。キャラクター自身の目的達成に何の役にも立たない台詞。説明的、あるいはただのお喋り、またはお行儀が良すぎ。言い換えれば、枯れ木のように死んだ台詞なのだ。

台詞を能動的にすることで生じるインパクトの魅力は知っておこう。能動的な台詞を投げつけられた相手は、感情的に反応せざるを得なくなる。だから劇的なのだ。そう、能動的な台詞とは相手を操ろうとする台詞なのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

日常の会話で普通に交わされるやり取り、例えば「ああ、どうも……元気?」のような台詞。初心者の脚本に頻繁に見られるが、この手のやり取りが場面に付け足すものは何もない。だから切ること。良い台詞は的を絞った短いものなので、劇的でもなんでもない雑談が入る余地はない。

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すべての台詞の応酬には何らかの対立が仕込まれていなければならない。キャラクターたちに情報の奪い合いをして欲しいのだから、迷わず言いたいことを言っても、直ぐにはその情報を与えない。キャラクターは情報を勝ち取らなければならないのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

キャラクターに独自性を与える技として、お気に入りの口癖を与えてやるのも効果的だ。好きな表現やスラング、バズワード等の使い方には癖がある。例えば、それぞれのキャラクターを表す記号になるような一言を付け加えてみる。それで他のキャラクターからの差別化が図れる。

キャラクター独自の語彙も頭を捻って考える価値がある。専門用語やスラングによってそのキャラクターの台詞は、さらに豊かな彩りを帯びるのだ。警察官、大学教授、医師。それぞれ違った話し方をする。専門用語の類はキャラクターに本物らしさを与え、さらに独自の声も与える。

台詞を通してキャラクターを立てる前に、まずどういう人なのか知らなければならない。その人はどういう問題を抱えているのか。何を恐れているのか。何に希望を見出すのか。何に価値を置くのか。そういったことがわかると、そのキャラクターの声は自ずと独自なものになっていく。

出典:「感情」から書く脚本術

仄めかされた情報は、直接与えられる情報よりも絶対に面白い。脚本を読む人は、常に物語に能動的に参加して情報を集め、何が起きているか理解しようとする。ただ口を開けて情報を口に入れてもらうのを待っているわけではないのだ。

出典:「感情」から書く脚本術

説明にまつわる最も一般的な失敗は、タイミングが早すぎるということ。つまり、説明が欲しいと思う前に与えてしまうことだ。原則的に情報というものは、欲しいときに与えればより興味深くなるものなのだ。

まず「知りたい」という気持ちを読者に植えつけ、好奇心を持たせる。読者は答えを待ち望む。そこで答えを出してやれば、その答えは説明のように感じられない。だから、なかなか教えてもらえない情報は、一気に説明される情報よりも興味深いものになるのだ。

プロの脚本家に聞けば、説明は対立の副産物として扱えと教えてくれるはずだ。脚本には、のっぺりつまらない説明の存在する余地はない。つまり説明は、喧嘩、口論、いざこざ、あるいは絶体絶命の危機を通して姿を現す、興味深いものでなければいけないということだ。

出典:「感情」から書く脚本術

いわゆる鼻につく台詞というのは、素人の脚本に見られる最も一般的な欠陥だろう。読んでいる台詞が、今何が起きているか説明し始めたら、またはキャラクターがどう感じているか、何を考えているか説明し出したら、面白くもないし不満が残る。

ある特定の感情を伝えたいときには、わざわざ鼻につく台詞に乗せるよりも、黙っていた方がよほど効果的な場合がある。感極まって二の句が継げない場合でも、計算づくで質問を無視するような場合でも、沈黙で読者の感情を揺さぶることができる。

出典:「感情」から書く脚本術

素晴らしい脚本の書き方を身に着けたいのなら、素晴らしい脚本を読む。そこから学ぶ。そして分析する。これだけは100回言っても足りない。コンセプトから台詞に至るまで、すべての脚本の技巧に同じことが当てはまる。

名人たちの素晴らしい脚本や戯曲を読み、感情を揺さぶられた部分に線を引く。感情的なインパクトを感じたら、それが何でも構わない。そのインパクトがどのようにして作り出されたか分析し、テクニックを抽出し、自分で試す。誰でもできる簡単なことだ。決して宇宙工学ではない。

出典:「感情」から書く脚本術

脚本家の卵とプロの違いは何か。心を揺さぶらない部分を見抜いて、揺さぶるようになるまで何度でも書き直すことを厭わない。それがプロだ。

初心者の中には、キャラクターをちょっといじって、台詞を直して、場面を足したり削ったりすれば改稿は終わりと思っている人も多いようだが、そんな簡単なものではない。ときには、初稿を書くのに匹敵する作業量になることすらあるのだ。

書き直すという重要なステップの気楽なところは、たとえあなたが書き直しに何年かけようが、何十回書き直そうが、誰もそのことを知らないということだ。ページ上にあるものだけがすべて。あなたが最終稿に辿り着くまでに流した血と汗と涙は、あなただけの秘密だ。

出典:「感情」から書く脚本術

人の脚本を読むことがあったら、何かを感じた部分はすべて線を引くなど印をつけておく。笑い、怒り、好奇心、期待感、悲しみ、憐み、好き、嫌い。そして何がそのような感情を生み出したか分析してみること。

脚本を読んでいることすら忘れて没頭してしまったら、何があなたをそこまでのめり込ませたか自問してみよう。同様に、素人くさい手法で気が散ったときは、どうしたら同じ失敗をしないで書けるか考えるチャンスなのだ。

出典:「感情」から書く脚本術



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