シナリオ公募ナビ|脚本コンクールの募集・公募情報をまとめ

シナリオコンクール/脚本賞の公募・募集情報をまとめた、シナリオライター/脚本家/漫画原作者/映画監督/演出家を目指す人向けのサイト。
映画、テレビドラマ、ラジオドラマ、演劇(戯曲)、ミュージカル、アニメ、漫画、ゲームなど各種媒体や団体で募集する脚本賞の公募ガイドです。
当サイト管理人のTwitter(@scenarionavi)では、脚本に関する情報や各コンクールの審査結果などについても定期的につぶやいています。


脚本術・シナリオ入門語録 ピックアップ

脚本術・シナリオ入門語録 ピックアップ

シナリオの参考書・入門書などに書かれている脚本術に関することや印象に残った言葉を出典と共にピックアップしています。
脚本の本質は、映像を扱うという点にある。ストーリーを語る会話とト書きが、劇的な構造を持つ文脈の中に、映像によって配置されたものであると言えよう。これが最も重要な本質である。なぜなら脚本は、映像で語られるストーリーだからだ。

出典:シド・フィールドの脚本術

どんな脚本も主題(テーマ)を持っている。主題とは、アクション(行動)とキャラクター(人物)だ。脚本を書く上で、まずドラマの前提を捉えることは必要不可欠である。それが脚本の出発点だ。そして、どんなストーリーも『発端』『中盤』『結末』を持っている。

出典:シド・フィールドの脚本術

《魅力的な登場人物を作るための4つの要素》
①登場人物は強力ではっきりとした『ドラマ上の欲求』を持っていること。
②その人独自の考え方、ものの見方を持っていること。
③あるものに対する態度を体現していること。
④何かしらの変化や変身を遂げること。

出典:シド・フィールドの脚本術

創作技術指導の困難な理由のひとつは、否応なく人間の価値観の根底に関わらざるを得ないという点。作者が何を人生最高の価値と考え、社会の中のどの部分を愛し、誰のために働くのか。価値観の種類は作者の数だけある。この領域を技術から切り離すことはできない。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

《映像表現方法の会得と矯正》
シナリオを志す人たちに行う実習上の順序は次の2つから始めます。
①文学的表現の排除
②演劇的表現の排除
それらが排除されたあとに、映像的ドラマができるのだと思います。

出典:シナリオの技術(新井一著)

魅力的な登場人物が持つ「ドラマ上の欲求」は、1~2行で書くことができるようなものであり、会話のひとくだりで言い表すことができなければならない。ドラマ上の欲求とは、脚本の中で、その人物が手に入れたい、成し遂げたいと思っていることである。

出典:シド・フィールドの脚本術

「ドラマ上の欲求」によって登場人物はストーリーを通して突き動かされる。それが目的であり、使命であり、動機であり、モチベーションの元となる。これによってその人物は、物語上のアクションとして動かされてゆくのである。

出典:シド・フィールドの脚本術

会話は登場人物そのものである。登場人物を掴むと会話は流れるように書くことができ、ストーリーを自然に展開させていけるだろう。会話を書くことが苦手な人もいるが、会話を書くことはそれ自体が学びのプロセスとなる。書けば書くほど上手になっていく。

出典:シド・フィールドの脚本術

会話は2つの大きな目的を持っている。会話によってストーリーが前に進むということと、主要登場人物の情報を明らかにしていくということである。この2つのうち、1つでも達成していなければ、その会話部分は不要である。

出典:シド・フィールドの脚本術

拙いシナリオからは、どんな名監督の手にかかっても、良い作品は生まれない。徹底したディテールと構造の考察が、傑作を生むことを教えてくれる。

山田洋次

片々たる私生活雑記と、がっちりとしたストーリー構成を持つエンターテインメントは本質的に異なっています。それはシナリオや小説の創作が専ら頭脳の中だけの「情報」を素材とし、全く目に見えない心理的筋肉を働かして行う力仕事であるためと思われます。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

すべての作業とリサーチと準備と考えた時間は、登場人物像構築に反映され、そのキャラクターは本物で、リアルな状況下のリアルな人間になる。それこそが、登場人物の構築である。

出典:シド・フィールドの脚本術

プロットじゃない、構成じゃない、キャラクター造型でもない。最後までのめりこませる物語を書くのに一番大事なのは「感情」なんだ。

出典:「感情」から書く脚本術

『スター・ウォーズ』には、フロイト。
『ハリー・ポッター』には、アドラー。
『スパイダーマン』には、ユング。
名作の鍵は心理学にあった。脚本家にとって魅力的な物語を作り出すためには、まず「人間の行動」を理解する必要がある。

出典:脚本を書くために知っておきたい心理学

リアリティがあれば作品の説得力となる。
「例えば、象が空を飛んでいると言っても人は信じてくれないだろう。しかし、4257頭の象が空を飛んでいると言えば、信じてもらえるかもしれない」(ガルシア・マルケス)
フィクションとしてのシナリオ、物語とは、嘘の話をいかに本当っぽく語ってくれるかで、上手に嘘をついてくれた作品こそが「面白い」「説得力がある」ということになる。やはりプロは嘘のつき方がうまい。

出典:シナリオの書き方(柏田道夫著)

《キャラクターに魅力を与え感情移入させる》
①表と裏の顔の描き分けでドラマチックなシーンとなる。
②フィクション上の魅力と実生活での魅力とは一致しない。
③魅力的な人物を造形したら、あとはいかに戦わせるか。
④脇役は具体的な個性を強調することで描き分ける。

出典:シナリオの書き方(柏田道夫著)

脚本を書くには2つの方法がある。1つは、アイデアを考えてそのアイデアに合うようなキャラクターを作る方法。もう1つは、キャラクターを先に作り、そこからドラマ上の欲求、アクション、そしてストーリーまでも導き出す方法である。

出典:シド・フィールドの脚本術

脚本を書き始める前に結末を知っておかなければならない。ストーリーの終わり方、オチの付け方が大切だ。「結末はストーリーを書くうちに決まる」という人もいるが、映画脚本ではそうはいかない。なぜなら、110ページそこらでストーリーを語らなければならないからだ。

出典:シド・フィールドの脚本術

何か料理を作る時、ただ単にキッチンへ行き冷蔵庫の中にあるものを一緒くたに鍋に入れて、何ができるのか分からないまま料理はしないだろう。キッチンへ行く前に何を準備しなければならないか決めるはずだ。そして準備が整ったら、あとは料理をするだけだ。

出典:シド・フィールドの脚本術

ビリー・ワイルダーはかつて言った。「もしエンディングに何か問題を感じたら、その答えは映画の始まりにこそある」と。強力なオープニングを書こうと思うのなら、エンディングを分かっていなければならない。そのことは、おそらく人生のほとんどのことにも当てはまる。

出典:シド・フィールドの脚本術

脚本を書き始める前に考えるべき4つのことがある。
①エンディング
②オープニング
③プロットポイントI
④プロットポイントII
この4つである。しかもこの順番である。これらの4つの要素は脚本の基本であり、土台なのである。プロットポイントとは、ストーリーのアクションを加速させ別の方向へと行き先を変えるような事件、エピソード、出来事のことである。

出典:シド・フィールドの脚本術

プロットポイントの機能は、ストーリーを前に転がす役目である。プロットポイントIとIIはストーリーのポイントであり、脚本のパラダイムの形を保つものである。プロットポイントは、いわばストーリーラインの錨である。

出典:シド・フィールドの脚本術

120ページの脚本のストーリー構成例/全体のパラダイム(シド・フィールドの脚本術)

出典:シド・フィールドの脚本術

シナリオや小説を書こうとする時、頭の中では「こうしたい」「こうあるべきだ」という非常に強い力が働いている。一方、他者の側からは「いや、現実にはこうだ」という同じような強い反駁が提出される。創作は、この2つの正反対の力の衝突と葛藤の中で進んで行く。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

作家というのは、自分が良い子になろうとしては決して成り立たない因果な商売です。人間の中の「抑圧された、暗い、放恣な部分」を白日の下に引きずり出して来なければ殆ど仕事にならない困った稼業です。「天使」の創造には「悪魔」の協力が不可欠なのです。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

創作の仕事には、自分の中の抑圧された「悪の部分」を解放し、協力させることが必要です。自分の「低く、醜い部分」を挙げて作品の中に投入しなければなりません。自分の「高い部分」だけを使ってすぐに良い子になろうとするとロクな作品が生まれません。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

良い脚本を書くために最も大切なことは、良いドラマの根本が葛藤であることを理解することだ。葛藤なしにはアクションは生まれない。アクションなしにはキャラクターは生まれない。キャラクターなしにはストーリーは存在しない。ストーリーがなければ、脚本は書けない。

出典:シド・フィールドの脚本術

葛藤には「反対」という意味も含まれている。つまり、すべてのドラマ上のシーンは、あることに対して考え方などが正反対同士の人物を創り出すところから始まるのだ。葛藤はどんなものでもよい。それが心情的もしくは身体的、精神的なものであるかは問題ではない。葛藤からストーリーが生まれるのだ。葛藤があるからこそ、強力なアクションと、強烈なキャラクターが生まれる。葛藤が十分に強くなければ、退屈な脚本を書く泥沼にはまってしまう。

出典:シド・フィールドの脚本術

心理学者ウィリアム・ジェームズの云うように、人は悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのです。感情表現を初めから的のように狙った場合、感情は死んでしまう。むしろその直接法を捨て人物の行動の創造に絞れば、生きた本物の感情は結果として現れるでしょう。
性格があって行動があるのではなく、行動があった結果として性格がある。作者はまずその人物独自の「行動」の創出にこそ力を尽くすべきで、「性格描写」などという紛らわしいものを初めから追いかけたりするべきではない。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

一本のドラマは、一人の主人公が「超目標」を追及する「貫通行動」をバックボーンとして構成されます。世にグランドホテル形式と呼ばれる複数の主人公を扱うものもありますが、これはその舞台(ホテル等)そのものを一つの行為体=主人公として考えて良いでしょう。
ドラマの創作のためには、作者がその主人公になり、主人公の「環境」でその「超目標」を追及して実際に連続して行動することが絶対の基本になるのです。環境と超目標は、そのドラマの時間的空間的限界を決定します。
「作者の密室」で行われる「環境(社会枠→他者)」と「超目標(貫通行動→自己)」の衝突、そこにこそ千変万化のドラマを生み、万華鏡のような人間模様を展開する錬金の坩堝があるのです。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

《脚本に添える「人物表」について》
人物表は小説にはないシナリオ独特のルールです。物語の主人公が最初で、続いて副主人公、脇役、端役(チョイ役)の順に書きます。ただし、家族が出てくる場合などは、主人公とその家族、副主人公とその家族、というように並べて書く場合もあります。

人物表に書くのは物語の中で役者が実際に演じる人だけです。人物が誰かについて語る場合、その誰かが画面に登場しないなら人物表には書きません。ただし、回想シーンなどで亡くなった人などが登場する場合、役者が演じる訳ですから人物表に書く必要があります。

人物表はスタッフ、キャストのために便宜上書かれる、ということを忘れてはいけません。観客や視聴者は人物表を目にしないまま物語に入っていきます。ですから、人物表を書く際は脚本を読む人が最低限イメージできるように分かりやすく書く必要があります。人物名と年齢、職業や主人公との関係などを書くのはそのためです。例えば、

勝山金一郎(55) 金融業
勝山金一郎(25) 銀行員

では、同じ名前でも、年齢と職業で印象がずいぶんと違うことがわかります。

出典:シナリオの書き方(柏田道夫著)

シナリオ創作の上での悪い例として「話がダンゴになる」というものがあります。これは話がそれぞれの単位行動の中で完結してしまい、全体として大きく盛り上がらない、まるで串刺しの団子のような印象になってしまうことです。
話がダンゴになってしまうのは、構成というものをあまりに単細胞に考え、その論理的構築に失敗した例で、全編をただ一つのクライマックスで統一することを忘れた悪しき例と云うべきでしょう。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

ドラマの構成単位を表す言葉で「シークエンス」というものがあります。これは、主人公がその中で単位行動を完結させる時間的な一区切り、長編小説の章のようなものです。通常、劇場用映画あるいは2時間のテレビドラマは、6~8個のシークエンスで成り立っています。
1時間のテレビドラマとなるとシークエンスは5~7個程度と考えることができます。この数については別に厳密な規約があるわけではなく例外も多いですが、この辺りがまずは人間の生理的条件に合致するものらしく、一応経験的に納得できる数と云ってよいでしょう。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

主人公の行動に詰まった時などは、逆に環境の側を動かしてみるのです。その環境の動きに対応して主人公の新しい発展の動きは期せずして生まれてくるでしょう。自分の頭の中の二つの対立する力(環境と主人公→前頭葉と脳幹部)を交互に、相互対話的に使うのです。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)

クライマックスは、ドラマの中で作者が主題として提出したすべての問題が解決される部分です。とするならば、クライマックスで解決される問題(主題)のすべては、発端部に於いてすでに提出されていなければならないと云うことです。
ドラマの発端部では、まず主人公を超目標に向かって駆り立てる根本原因となる事件を主人公にぶつけ、主人公が全編に渡って行動を貫通する充分な「初速」を獲得することが必要です。それができると、背景や人物の説明などは結果として否応なくできるでしょう。

出典:ドラマとは何か? ストーリー工学入門(川邊一外著)



「感情」から書く脚本術
締め切り月別検索
sponsored link
シナリオの参考書
3年でプロになれる脚本術(尾崎将也)
3年でプロになれる脚本術

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
シド・フィールドの脚本術

「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方
「感情」から書く脚本術

サブテキストで書く脚本術/映画の行間には何が潜んでいるのか)
サブテキストで書く脚本術

新しい主人公の作り方/アーキタイプとシンボルで生み出す脚本術
新しい主人公の作り方

SAVE THE CATの法則/本当に売れる脚本術
本当に売れる脚本術

脚本を書くための101の習慣/創作の神様との付き合い方
脚本を書くための101の習慣

人気海外ドラマの法則21/どうして毎晩見続けてしまうのか?
人気海外ドラマの法則21
サイト更新履歴
サイト内検索
Twitter
Twitter@scenarionavi

サイトメニュー
 ┣TBS
 ┣WOWOW
 ┣AbemaTV
 ┣劇団NLT
 ┣劇団櫂
 ┣PAP企画
 ┣GG Studio
 ┣ボルモ
 ┣文芸社
 ┗長浜市
sponsored link